高齢者の心を守る介護では、話しかけ続けることも効果が期待できます。話をすることで、高齢者はストレスを解消できたり孤独を感じにくくなったりするからです。特に女性は、話すことでストレスを解消していることが多いです。ただ、なかには話をすることをあまり好まない方もいます。高齢者が自分から積極的に話をしないとしても、介護士は話しかけ続けることが重要です。介護の現場で役立つケアは、こちらもチェック⇒「心のケア」を大切にできる介護職になろう
高齢者があまり話をしないのは、話を好まないからではなく心を開いていないからかもしれません。いつか話をしてくれると思って話しかけることが、心を守ることにも繋がるのです。また、介護士が笑顔でいることも心を守るポイントの一つです。笑顔は、ストレスを軽減してくれる効果に期待ができます。介護士が笑顔で接すると、高齢者も笑い返してくれることがあります。笑顔になれば、話をするようになるなどの良い効果が生まれるのです。
他に心を守る介護のポイントは、身体を動かすお手伝いをすることです。身体を動かすことがストレス解消になり、心を守ることに繋がっています。気持ちが落ち込んでいる人には、スポーツなどを提案してみましょう。身体を動かすことで気持ちを切り替えられる可能性は高いです。また、心を守る介護では高齢者の違和感を見つけることもポイントです。高齢者が落ち込んでいても、周りに伝わりにくいこともあります。そんなときには介護士が違和感を感じとり、対処することが重要になるでしょう。いつもはたくさん話すのに、今日は話を少ししかしないなどのちょっとした違和感でも対処が必要です。